Web小説カップルに30の質問 (質問作成:柚希実さん)

〜「遅れてきた大魔王」山田・小島〜

1.お二人のお名前と小説の題名、カテゴリをどうぞ。
小島聡子(以下小) 「小島聡子です。小さい島の聡い子供って覚えてください」
山田次郎(以下山) 「山田次郎です♪次郎の郎は、清水次郎長の郎です。ヨロシク!」
小 「また何てマニアックな……って、いい加減偽名使うのやめなさいよ」
山 「……ダメ?」
小 「駄目」
山 「俺は結構気に入ってるんだけどなあ……本名は、倉田慎二です。『遅れてきた大魔王』(あ、大魔王って俺の事ね)という現代恋愛モノに出てました」


2.お二人の知り合った経緯、元々の関係は?
山 「一昨年の十二月に、偶然歩道橋の上で会ったんだ。俺が聡子ちゃんに声を掛けたんだけど…、いや〜、あの時はビビッと来たね!」
小 「私は別の意味でビビッと来たわ。ヤバイ!逃げろ!みたいな」
山 「またまた、照れちゃって〜。二人の元々の関係?それはね…」
小 「赤の他人です(キッパリ)」


3.お二人の年の差、身長の差はどのくらいですか?
小 「そういえば山田、あんたいくつなの?」
山 「今年で二十四……かな」
小 「そんなに!?てっきり二十歳かそこらだと……」
山 「まー、よく童顔だって言われるからねー。聡子ちゃん、身長どれくらい?」
小 「この前の身体測定では、160.8センチだったわ」
山 「俺が182だから……大体20センチ差くらいかな。俺の肩の辺りが、聡子ちゃんの頭のてっぺんだし…聡子ちゃん、可愛いつむじしてるよね」
小 「どこ見てんのよ(怒)」


4.それぞれ第一印象を教えてください。
小 「危険人物。変質者」
山 「地方の女子高生。ちょっとからかってやろうと思って声掛けたんだ」
小 「(ちょっといじけた口調で)やっぱりナンパだったんじゃん」


5.告白したのはどちらですか? どんなセリフでしたか?
山 「告白ったらアレだよね、聡子ちゃん」
小 「アレってどれよ?」
山 「またまた、とぼけちゃって…ホラ、あの夜車の中で……」
小 「だあああああっ!あれは違う!」
山 「違わないよね?少なくとも俺は、告白だと思ったよ。あの時の聡子ちゃんの言葉、俺の支えだったもん」
小 「…………」
山 「ねえ、もう一回言ってよ」
小 「ヤダ!絶対言わない!!」
山 「(爽やかな笑顔で)言わないと犯すよ?」
小 「この悪魔め……(棒読みで)『世界が滅びてもいい、私はあんたにまた会いたい』」
山 「よく出来ました。ご褒美にちゅーしてあげよう」
小 「いやああああ、やーめーてー!」


6.それを言った時のお気持ち、聞いた時のお気持ちは?
山 「心底意外で、それ以上に嬉しかった。ホント言うと、当時は本当に自暴自棄になってたんだけど、あれ聞いてもう一度頑張ってみようと考え直したよ」
小 「私は、自分で何言ってるかよく分からなくなってたわ。何かもう、必死だったし」


7.ぶっちゃけ、他に一番好きな人がいたりしませんか?
小 「そんなに器用じゃありません。この人はどうか知らないけど」
山 「俺もいないよ。聡子ちゃん一筋」
小 「そんなこと言って、東京でも同じこと言ってるんでしょう。モデルとかアイドルとかわんさかいるし」
山 「いやいや、小○○子よりも松○亜○よりも、○ト○リよりも聡子ちゃんだよ。断然……あ、もしかして、妬いてる?」
小 「まさか!誰が!!」

8.彼、彼女の性格で好きなところはどこですか?
小 「さりげなく優しいところ。ズルイと思う。」
山 「なんで?」
小 「だって、それでこっちが一方的に意識してドキドキするのよ。心臓に悪い」
山 「……可愛い。可愛いなあ、聡子ちゃん。そんな聡子ちゃんが丸ごと好きだよ」


9.彼、彼女の性格で嫌いなところはどこですか?
小 「冗談言ってるのか、本気なのか分からないところ。時々イライラするのよね」
山 「俺は特に無いかな。でもまあ、もう少し素直になったくれたら嬉しいなーって時はあるけど」


10.彼、彼女の外見(仕草や癖を含め)で好き嫌いはありますか?
小 「やたらくっつきたがるところ。うっとおしい」
山 「聡子ちゃん冷たい……。俺は……ないなあ。聡子ちゃん、俺の好きなところは?」
小 「え、嫌いなところだけじゃダメなの?」
山 「ダメー。ねー、聡子ちゃん、俺のどんなとこがすき?」
小 「うー、少し離れて!そんなに耳元でボソボソ言わないで!」
山 「ねえ、聡子ちゃん」
小 「……手。頭撫でられたりするとドキッとする」
山 「俺は赤くなるとこが好きかな。全部可愛いんだけどね……さて聡子ちゃん」
小 「うっ……何よ?」
山 「俺に頭撫でられるの好きだったんだ!いくらでも撫でてあげるよ」
小 「ぎゃー」


11.お互いの理想には近いですか、遠いですか?
山 「全く遠いってわけでもないけど、近くもないかな。そもそも、この歳になって、しかも芸能界に入って地方の女子高生と付き合うことになるとは思わなかったし。聡子ちゃんは?」
小 「180度正反対」
山 「そんなにキッパリ言わなくたって……せめて90度にしようよ……」


12.お付き合いはどのくらい続いていますか?
山 「付き合い始め……って言っても、再会したのがついこの間だからなあ」
小 「こんどの日曜で1ヵ月半」
山 「もしかして聡子ちゃん、数えてる?」
小 「うー、良いじゃない、癖なんだから!どうでもいいことは頭に残りやすいのよ!」
山 「どうでもいい……どうでもいいって……」


13.初デートはどこでしたか? どうでした?
小 「水族館で脅迫デート」
山 「何?その脅迫デートって」
小 「『定期人質に取られてデートする』……これのどこが脅迫でないと?」
山 「そういう風に思ってたんだ……でも、聡子ちゃんも結構楽しんでたよね」
小 「うっ……それは……」


14.初キスはどこでですか? どうでした?
小 「……(通称)脅迫デートの帰りの車の中。ホントに突然でびっくりした」
山 「何があったか理解できない、って顔してたよね」
小 「笑い事じゃないわよ!…ファーストキスだったのに(ぼそり)」
山 「えっ…!それはオイシ…いや、悪いことしたね。俺もあそこで手を出すつもりは無かったんだけど、あんな事言われてつい……」


15.ぶっちゃけどこまで行ってますか?
小 「郊外の海浜公園に行ったわよね。市街地から車で30分」
山 「聡子ちゃん、それ、本気で答えてる?」
小 「当たり前でしょう」
山 「…はあ(肩を落とす)。彼女がこんなんなので、まだキスまでです。キスさせてくれる事も稀だし…俺としては、行くところまで行っちゃいたいんだけどねー」
小 「誰と話してるのよ?何について話してるのよ?」


16.一番心に残っているプレゼントは何ですか?
小 「脅迫デートの時に貰ったガラス球。何だかんだ言って今でも持ってる。あれが地球だなんて馬鹿げた嘘、よくもまあペラペラ出てきたわね」
山 「まあねー。我ながらよくもまあここまで嘘が言えるもんだと感心したよ。俺は、聡子ちゃん自身かな」
小 「またそういうふざけた事を」
山 「俺はいつでも本気だよ。と、いう事で聡子ちゃん、全部丸ごと俺の物になってよ」
小 「やだ!……ってか、どこ触ってるのよ!早く手どけなさいよ!」


17.恋愛と結婚は同じ線の上にありますか?
山 「前は全く別だと思ってたけど、今はちょっと同じに見えてきたかな。でも、聡子ちゃんはまだ高校生だし、今すぐどうこうしようとは思わない」
小 「同じ線上にあったら素敵だなとは思うけど、漠然としすぎて分からない。それよりも、今は受験の方が……」


18.お二人の結婚はいつ頃がベストだと思いますか?
山 「俺はいつでも良いよ。何なら今すぐお嫁においで」
小 「結構です(即答)。大体、あんたと結婚するって決まったわけじゃないし。誰と結婚するにしても、少なくとも大学は卒業したい」


19.子供は男女何人欲しいですか?
山 「野球チームが作れるくらい。頑張ろうね、聡子ちゃん」
小 「だから私に振らないでよ!」


20.お互いのプライベートは守られていますか?
小 「守られてると思う。普段全く会わないから」
山 「聡子ちゃんはメールも電話も滅多にしてくれないしね」
小 「山田……もしかして、いじけてる?」


21.どんな喧嘩をしますか? 喧嘩をしたらどうしますか?
山 「喧嘩はほとんどしないなあ。喧嘩するほど会ってるわけじゃないし」
小 「いつも私が一方的に怒って怒鳴っているばかりかも。暴言も沢山吐いてるんだろうけど、山田が怒った事ってないわ。喧嘩にならないのは山田のお陰なのかも……ハッ、山田って意外と大人?」
山 「今頃気付いたの?……なーんて、聡子ちゃんが可愛いから起こる気にならないだけだよ」


22.彼、彼女はモテますか?
小 「人気バンドのボーカルだし、モテると思うわ。クラスの子にもファンは多いし。まあ、顔だけはいいからね」
山 「顔だけって…ひどいなあ。聡子ちゃんもモテると思うよ。本人は無自覚だろうけど、密かにいいなあって思ってる人間は多いと思う」


23.どこからが浮気だと思いますか?
山 「俺以外の男と話したら!……って言いたいとこだけど、そこまで嫉妬深くないよ。聡子ちゃんの学校は共学だから女の子としか接しないって訳にもいかないだろうしね。他の男と一対一で遊びに行ったりするとかかな。聡子ちゃんは?」
小 「考えた事ないから分からない。でも、浮気するならばれないようにやってね」
山 「バカだなあ聡子ちゃん、俺は浮気なんかしないよ」


24.浮気をされたらどうしますか?
小 「別れます。浮気してしかもそれを隠し通す甲斐性のない男なんて最低」
山 「随分と手厳しい……。まー、俺はしないけどね。聡子ちゃんが浮気したら…泣くなあ」
小 「失礼ね!私だってしないわよ!」
山 「え!?ってことは、ずっと俺だけ!?やったー♪」
小 「…しまった。嵌められた」


25.別れを考えたことはありますか?
山 「全く考えません。聡子ちゃん無しの人生なんてありえない。聡子ちゃんは」
小 「三日に一度くらいの頻度で考えるわね」
山 「そんな……!!(ハンカチで目元を押さえながら)俺のどこがそんなに気に入らないの!?」
小 「そのふざけた態度。時々付いていけなくなるわ」


26.死に別れてしまったらどうしますか?
小 「どうもしない」
山 「俺は泣くよ。後を追って死ぬかもしれない。…って聡子ちゃん、どうしてそんなに悲しそうな顔してるの?」
小 「そんな顔してない!」
山 「意地張らないで、今にも泣きそうだよ。…本当に可愛いなあ。君より先に死んだりしないから安心して良いよ」
小 「そうね、あんたの生命力はゴキブリ並だものね」
山 「…そう言われると、何かショック」


27.生まれ変わっても一緒になりたいですか?
小 「いや、別に」
山 「聡子ちゃーん(泣)」


28.何か一つ思い出を語ってください。
山 「水族館は楽しかったよね。魚を見てる聡子ちゃんが可愛かった」
小 「脅迫だったけどね。それより、デッキであんたの様子が変わった時が驚いたわ。あれも自暴自棄?」
山 「まあね。それと、聡子ちゃんを少し困らせてやろうと思って。予想外の切り返しに、俺のほうが驚いたけどね」
小 「何も知らない小娘が勝手な事を……って腹立った?」
山 「はじめはね。でも、聞いてるうちに心の中につかえてたものが消えてく感じがしたんだ。目からウロコだったよ。思えば、あの時に聡子ちゃんの事を好きになったのかもしれない」


29.お互いに、愛をささやいてください。
山 「愛してるよ、聡子ちゃん」
小 「………」
山 「聡子ちゃんも何か言わなきゃ。ホラ」
小 「…………好き(ぼそり)」


30.最後まで読んでくださった方にひとことどうぞ。
小 「『忘れた頃に更新』という、なかなか先に進まない話に最後までお付き合いくださってありがとうございました。これからもまたお目にかかる事があるかもしれませんが、よろしくおねがいします」
山 「おお!完璧な口上!俺は何も言わなくていいね……という事で聡子ちゃん、最後はキスで締めよう!」
小 「何でそうなるのよ!人前でなんてヤダ!」
山 「じゃあ、人がいないところならいいんだ」
小 「そういう問題じゃない!……ってちょっと、どこ連れてく気!?離せ〜!」

……バカップルでごめんなさい。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

*index*
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送